映画とモノ作り
新田次郎の原作『八甲田山死の彷徨』をもとに、大部隊で自然を克服しようとする部隊と小数精鋭部隊で自然にさからわず、折り合いをつけようとする部隊の様子を冬の八甲田山を舞台に描く。 高倉健、北大路欣也、三國連太郎ら映画史に残る名優の出演だ。 これまで予告編やテレビで1シーンを見せられているが、映画を全編みていなかったと思うので、今晩BS11で6時40分から放映されるので録画予約した。
第78回毎日映画コンクールに田中絹江賞を薬師丸ひろ子が貰いました。 受賞のインタビューで、高倉健との出会いがあったから。「叱られたことはなかったし、現場でしごかれていたことも、耳にしていたと思うけれど何も聞かれない。だた一言『偉いな、がんばってるな』と。そこには、しょわなきゃいけないことが山ほどあるけれど、続けてくんだよという言葉があったような気がしていました。裏切っちゃいけない、がんばってないと裏切ることになると、10代の頃に感じていた」 そしてもの作りの魅力。「現場はとても好きです。13歳のころ、女優は続けなくてもスタッフに回って仕事したいと話していました。でも、当時はスタッフに女性が少なかったし、セリフは覚えられるから女優ならものを作る現場にいられるのかなと、今もそれは感じています。監督の一声で、同じ方向を見てものをつくれる仕事はそうそうないと思うんです。『ヨーイ』のかけ声で世代を超えた人たちが、同じ方向を見て同じ気持ちでものを作る、心地よさがあるんです」 これを読んで、同じ考えで同じ方向を目指すのが映画なんだなぁと再認識しました。 それは人間が生きていくことの全てにつながっている。 政治や事業にしても、それぞれ個人の家庭にしてもだろう。
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