きのう投稿した文章の中で、「新自由主義」というのを批判したかったのだが説明不足かも知れない。 新自由主義というのは、「トリクルダウン」という考え方。 これは、おこぼれにあずかるという意味です。水があふれれば下にも滴り落ちていく、お金持ちがいっそうお金持ちになれば、貧しい人もおこぼれにあずかれると言うんですね。 市場原理に基づいた自由な経済活動を重視し、政府による介入を最小限に抑えるべきとする政治・社会思想です。 自己責任論、小さな政府、高額所得者への減税などを主張する一方、公共部門の民営化や規制緩和を推進するという小泉純一郎が声高らかに叫び、国民の多くがのりましたね。 竹中平蔵や橋下徹などの如何わしい経済理論です。 しかしながら、21世紀資本主義においてトリクルダウンはありえません。家屋であれば、屋根に落ちた雨水は樋を伝って大地の上に滴り落ちますが、その樋を途中で切断して栓を詰めているようなものです。 お金は、マネーゲームに使われて、地面、つまり労働者の所には落ちて来ないのです。 マネー資本主義の本質とは、マネーがマネーを生むということです。 2×2=4、4×4=16というようにマネーがどんどん増殖できるようなシステムを作る。金融工学を駆使した投資のメカニズムですね。これが市場原理至上主義、新自由主義的市場ということです。しかし、労働の対価としての賃金は1+1=2というふうにしか増えません。 ところが小泉純一郎と竹中平蔵が、新自由主義という世界で見捨てられたものを用いて、郵政民営化をはじめとして経済政策をがらりと変えてきました。 それまで築いてきた日本の戦後復興の経済政策をひっくりかえす荒っぽい策は、大資本による地方中小商工業への侵攻であった。 地方商店を守るための大店法は取っ払われ、公務員は減らされ事業所の従業員は派遣会社からの契約者が多くを占めるようになっている。 ---- いまは亡き内橋克人さん(経済評論家:2021年89歳で没)の話 ---- ハッと気がついたら、学校も統合されて村が寂れていく。子供はこんにな田舎には住みたくないと、大学は出たけれど大都会で派遣社員とかコンビニでアルバイト。 そういうことで代々続いた墓守もできなくて離檀ということになる。
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